CAMBRA臨床編in大阪

先日CAMBRA臨床編が大阪で開催され、歯科医師の麻生と歯科衛生士の佐久間、小川の3名で講義及び実習をしてきました。

全国から60名ほどの歯科医師と歯科衛生士、歯科助手、受付の方に参加していただきました。

内容は麻生歯科クリニック、ASO KIDS DENTAL PARKで日々行っているカリエスリスクアセスメントの臨床において、どのようにCAMBRAを活用しているかを診療の流れに沿ってお話させていただきました。

CAMBRAは患者の口腔内のう蝕のなりやすさを把握するためのリスク評価のツールであり、その後の予防推奨処置が科学的根拠に基づき定められていることが特徴となります。そのため、CAMBRAを実施した患者は自分がどのリスクを持っていて、何を取り組めば良いのか明確に知ることができるので、とてもシンプルでわかりやすいという声が多く上がります。

また口腔内環境の変化とともに自らの健康管理上の問題を自分事化し、前向きに取り組む姿勢が見られ、歯科に対する健康観や関心度が高まります。一方的に予防的知識を提供するのではなく、患者自らが気づき、行動変容を促すことが予防歯科において特に重要であると考えます。

参加いただいた多くの歯科医院の方々が前向きに取り入れることを検討していたり、興味を持って聞きに来てくれていたことを大変嬉しく思います。セミナー終了後も残って積極的に質問してくださる歯科医師、歯科衛生士の方々もいて、有意義な時間を過ごすことができました。

今後もCAMBRAの魅力を少しでも多くの先生方に伝え、全国の歯科医院で実施し、患者の口腔を健康に導く手助けができたらと考えております。また麻生歯科で本気の予防歯科を実践したい、予防歯科を一緒に学んでいきたい、本気の衛生士の皆様との出会いを楽しみにしています!